ヒトラー暗殺、13分の誤算

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ヒトラーが最も恐れた暗殺者は、平凡な家具職人だった。

1939年11月8日、恒例の記念演説が、いつもより13分早く終わった――。
戦後70年を経て今明かされる、ドイツが隠し続けた衝撃の感動実話。

ゲオルク・エルザー(1903-1945)

Georg Elser

スイス国境近くのドイツ・ヴュルテンブルク出身。家具、時計職人として才能を発揮。ダンスと音楽をこよなく愛し、責任感の強さと朗らかな人柄で多くの女性を魅了した。傾倒する政党はなかったがナチスを強く否定していた。彼が計画したビュルガーブロイケラー爆発事件は、一労働者による単独犯行であることや戦争突入への早期予見など、“ワルキューレ作戦”をはじめ他の40以上あったヒトラー暗殺事件の中でも特異性を放つ。逮捕後はヒトラーの死の直前まで収容所で生かされ、処刑後もドイツ政府が彼の存在を隠し続けていた理由は、諸説ある。