ヒトラー暗殺、13分の誤算

大ヒット公開中

ヒトラーが最も恐れた暗殺者は、平凡な家具職人だった。

1939年11月8日、恒例の記念演説が、いつもより13分早く終わった――。
戦後70年を経て今明かされる、ドイツが隠し続けた衝撃の感動実話。

STAFF

オリヴァー・ヒルシュビーゲル(監督)
1957年、ドイツ、ハンブルグ生まれ。ハンブルグ造形美術大学で絵画とグラフィックアート、映画を学ぶ。脚本も担当したTV映画「Das Go! Projekt」(86)で監督デビュー。続いて、TV映画「ザッピング/殺意」(92)や「小さな刑事 ベビー・レックス」(97)などを手掛ける。
01年、劇場映画監督デビューを果たした『es[エス]』がドイツ映画祭で5部門にノミネートされ、うち4部門で受賞、その才能が注目される。04年、ヨアヒム・フェストのベストセラー・ノンフィクション及びトラウドゥル・ユンゲの回顧録に基づき、総統地下壕で過ごしたヒトラーの最後の日々を描いた類まれな作品『ヒトラー ~最期の12日間~』がアカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされ、世界中から絶賛される。
07年、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演の『インベージョン』でハリウッドデビューを飾る。さらに、監督を務めた英語映画には、サンダンス映画祭最優秀監督賞に輝いた『レクイエム』(09)、ナオミ・ワッツがダイアナ元皇太子妃を演じた『ダイアナ』(13)などがある。TVでは、「ボルジア 欲望の系譜」(11)、「TURN」(14)などの数エピソードを手掛け好評を博す。現在は、冷戦時代のベルリンを舞台にしたTVシリーズ「The Same Sky」の制作に携わっている。本作は、自身にとって約10年ぶりのドイツ映画となる。

フレート・ブライナースドーファー(脚本)
1946年、ドイツ、マンハイム生まれ。作家及び弁護士。短期間の政治活動を経て、執筆活動に専念し、数々のサスペンス、小説、ショートストーリー、戯曲を出版する。05年、アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』で初めて映画の脚本と製作を手掛ける。その後、ヘニング・マンケルの同名小説を基に、娘のレオニー=クレアと共同でTV映画「北京からきた男」(11)を担当する。『Zwischen heute und morgen』(09)で、監督業にも進出する。

レオニー=クレア・ブライナースドーファー(脚本)
1976年、ドイツ、シュトゥットガルト生まれ。エバーハルト・カール大学テュービンゲンで法律を学び、司法試験に合格する。バーデン・ヴュルテンベルク州立フィルムアカデミー、フランス国立映画学校を修了し、05年よりフリーランス・ライター、弁護士として活動する。07年から、父親のフレートと製作会社デルフィー・メディアの取締役を務める。父親と共同脚本を務めた作品に、TV映画「北京からきた男」(11)などがある。単独ではTVシリーズを手掛けている。

ユーディット・カウフマン(撮影)
1962年、ドイツ、シュトゥットガルト生まれ。ドイツで最も有名な撮影監督の一人。『ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る!』(00)、ドイツで大ヒットを記録した、クリス・クラウス監督の『4分間のピアニスト』(06)、『アフリカン・ソルジャー 少年兵士の戦場』(08)、『誰でもない女』(12)、『陽だまりハウスでマラソンを』(13)、『クロッシング・ウォー 決断の瞬間(とき)』(14)などを手掛ける。『Shattered Glass』(02)と『When We Leave』(10)でドイツカメラ賞、『Elephant Heart』(02)でバイエルン映画賞に輝く。

デヴィッド・ホームズ(音楽)
1969年、イギリス、ベルファスト生まれ。『アウト・オブ・サイト』(98)、『オーシャンズ11』(01)、『オーシャンズ12』(04)、『オーシャンズ13』(07)、『エージェント・マロリー』(11)などスティーヴン・ソダーバーグ監督作品を手掛け、作曲家として名を上げた。その他の作品は、グレゴール・ジョーダン監督の『戦争のはじめかた』(01)、ハロルド・ライミス監督の『アナライズ・ユー』(02)など。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督とは、『レクイエム』(09)、『ダイアナ』(13)でもタッグを組んでいる。